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かっこよさだけじゃない!明るい時間帯でもライトを点けている車とその理由!

最近、宅配ドライバーの運転する車や、最新のカッコイイ車が、明るい時間からライトを点灯して走行しているのを見ましたか?そのように、普段からライトを付けて走行する運転を『デイライトランニング』といいます。実はそれ、大事な意味があるんです。

周囲の明るさや時間帯に関係なくライトを点灯させることで、周囲に自車を発見されやすくし、存在をアピールすることができます。くもりや雨の日でも、歩行者から自車を発見されやすくなります。これは、事故を未然に防ぐことにもつながり、安全です。また、住宅街などのカーブミラーに映ったときの視認性が高くなります。

 


北欧などの高緯度地帯の国では、ず~っと前からデイライトが広まっており、スウェーデンではなんと1970年からデイライトの義務化が始まりました。
EUでも、2011年以降に販売された車にはデイライトの装着が義務付けられています。
日本は、2016年10月に保安基準改正が行われ、デイライトが「その他の灯火」扱いから「昼夜走行灯」として明記され、細かい基準も世界基準に近づくことになりました。
 


デイライトランニングは、特別な装備やライトが無くてもできます。
手動でいつものヘッドライトを点灯させるだけでOKです。とっても簡単にできる、安全性向上のアクションです。
皆さんも、まずは普段より早目のライト点灯を行ってみてはいかがでしょうか。

また、高級車のようなLEDライトを後付けすることも可能です。
カーショップで現物を購入し、そのまま取り付けをしてもらうこともできます。
お店によって値段は変わりますが、工賃は5,000円前後で、1時間程で終わります。
LEDライト本体の料金と合わせると、1万円超えになる可能性が高いです。しかし、事故を起こして修理代がかかり、保険料が上がっていくらかかかることに比べたら、怪我をしなくてすんで会社を休まなくて良く、誰にも迷惑をかけないための1万超えなら、決して高くはないですよね。せめて新車を買うときは、ぜひオプションを選択してみてください。

安全運転の重要性は、事故にあって初めて気づく人が多いんです。
この記事を読んだ皆さんは、事故にあう前に安全意識を身に付けてみてくださいね。

レッツデイライト!

ライトを点けていないときの様子

デイライトで視認性があがります。

後付けタイプもあります